女の子が生まれると、
ひな祭りの時期にはその成長と幸せを願って、
母方の祖父母からひな飾りを買ってあげる
のが伝統となっています。
可愛い孫娘のために、
立派なひな飾りを
買ってあげたいと思うのが祖父母です。
しかし、毎年飾りを出していたのが、
ある程度の年齢になると出さなくなってしまいます。
正直、いつまで出したらいいのか
よくわかりませんよね。
立派な7段8段飾りも、
出さなくなってしまえば邪魔で仕方ありません。
もう何年も出して飾っていないどころか、
箱を開けてもいないので、
開けるのすら恐ろしいような状態に。
「うちは娘もいないし、
孫娘が生まれたらその時に買ってあげたいから、
自分の飾りは不要」
と思っていても、
結構な大物になるので
処分にも困ってしまいます。
あと、人形ってなんとなく
捨てるには怖いというか気が引けますよね。
飾ってあるうちも、
日中は豪華絢爛で華やかですが、
夜にひな人形が飾ってある
和室には怖くて近づきたくない
という方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなひな人形の
処分方法について調べてみたいと思います。
ひな人形を手放すなら処分?寄付?保育園に譲るのは迷惑?
使う者もいないし置き場所がなくて
邪魔になってしまったひな人形、
手放したいけどどうすればいいのでしょうか。
1.ごみとして捨てる
特に気にしない人であれば、
普通にごみとして捨てていいと思います。
自治体や材質にもよるかもしれませんが、
大抵は燃える物ですので、
燃えるごみとして出せる地域が多いです。
ただし、いっぺんに出すには量が多いので、
少しずつ捨てるか、
もしくは自治体の指定の場所に
持ち込んだり取りに来てもらったり、
民間のごみ処理業者に依頼するといいでしょう。
2.人形供養に出す
長年ともに過ごしてきた
人形ですので思い入れがあったり、
母の代やもっと前から受け継いだひな人形などは、
普通に捨てたり他人に譲るには気が引けます。
人形にも魂が宿るともいわれますので、
気になるようでしたら
神社などで人形供養をしているところを
探して供養してもらうことをおすすめします。
日本人形協会と日本郵政が提携して行っている
「人形感謝(供養)代行サービス」
という物がありますので利用するのもひとつの手段です。
こちらはネットで申し込んで
専用のキットを取り寄せて
箱に入れて人形を郵便局から送ると、
毎年10月頃に行われる
東京大神宮の人形感謝祭で
供養してもらえるというサービスです。
1箱5千円かかりますが、
しっかりと供養してもらえるので安心ですね。
3.人に譲る
買うとなると結構なお値段のする物ですから、
もらえるものなら譲って欲しいという人も。
最近女の子が生まれた家庭や、
人脈の広くて面倒見のよさそうな奥様
などにあたってみたら、
捨てなくても引き取り手が
見つかるかもしれません。
4.ネットで売る
インターネットのオークションや
メルカリなどのフリマアプリで募れば、
全国から雛飾りを必要としている人を
募ることができます。
通常処分する場合は処分するための
費用がかかってしまいますが、
ネットで売れば逆に収入が入ってきます。
ただし、よっぽど近くで相手が見つからない限りは、
雛飾り一式を宅配便などで送らなければなりませんので、
その点は少し面倒ですね。
また、出品する際に開封して状態を確認し、
ウェブ上にアップする写真を撮るために
一度すべて出して並べる必要があります。
写真もないような物を
買おうとする人もいないでしょうし、
この作業は必須です。
5.寄付する
保育園など子どもがいる施設では、
毎年ひな人形を飾ります。
すでに持っているかもしれませんが、
小さな子どもたちがたくさんいる施設では、
細かい備品を紛失したり、
人形が壊れることも・・・。
予備としてもあった方がいいですし、
ひとつだけではなく各教室に
飾ってあっても映えますので、
寄付しても迷惑にはなりにくいです。
引き取ってくれる施設があるかもしれませんので、
一度相談してみるといいでしょう。
ひな人形の寄付先は保育園だけじゃない!?受け入れ先の探し方を紹介
ひな人形の寄付を受け付けてくれそうなのは、
保育園だけとは限りません。
色々なところで
ひな人形を欲しているところがあります。
例えば、
高齢者が集う通所リハビリや通所介護、
入所施設のほか、
公共のコミュニティーセンターやお店
などでも飾ってあるところはあります。
人が集まるところでは、
季節ごとの行事を大事にします。
毎日変わりばえのしない
生活ではつまらないし、
みんなでイベントを行った方が、
少人数でやるよりも楽しめるからです。
そういったところなら、
きっとひな人形があると
見た目的にも豪華になって季節感も出て、
見た人の心にも響かせることができます。
メルカリなどのフリマアプリ、
物々交換サイト、ジモティなど
地元の掲示板サイトなど、
インターネットを使って探すと
見つかりやすいですよ!
ただし、そういったサイトは
お互いに顔が見えず
信用するのが難しいですし、
できれば保育園やお年寄りの施設などに
寄付したいと思っているようでしたら
おすすめはしません。
そういった場合は、
ママ友の間で口コミで広めてもらったり、
LINEで呼びかけたり、
自分で直接もらってくれそうなところに
あたってみるか、
人づてにあたってみるのがよいでしょう。
まとめ
お役目を終えたひな人形。
もう使わないし場所を取るので捨てたくなっても、
大きさ的にも思い入れ的にも
捨てにくいものがあります。
そういった場合は人形供養をしてから
捨てるか人に譲ったり、
幼稚園や施設などに
寄付してしまいましょう。
どこかできっと
必要としてくれている人がいるはずです。
思い入れのあるひな人形も、
また新しい場所で
みんなに愛でられる存在に
なってくれるのであれば、
安心して手放せますよね。
口コミやネット、
LINEなど今では色んな方法で
情報を発信し集めることができます。
それらを活用すれば、
きっとひな人形の
いい嫁ぎ先が見つかるはずです。