子供が生まれると女性にとっては、
環境ががらりと変わります。
初めての子育てにイライラしたり、
家事の忙しさも加わり
様々なストレスが合わさって
育児ノイローゼの症状が
出てしまうことも。
そして原因の中に、頼るべき旦那も
含まれていたりするんです。
そこで、育児ノイローゼと離婚の問題を
分かりやすく説明します。
育児ノイローゼで離婚しても
親権問題で子供が犠牲に!?
そもそも育児ノイローゼというのは
どのような症状なのでしょうか。
出産や子育てによるストレスや
ホルモンバランスが崩れることで
起きます。
初めての子育てで
不安でいっぱいなのに、
誰にも相談できなくて
抱え込んでしまい鬱や不眠など
様々な症状があらわれてしまうことです。
仕事で旦那が忙しく帰りが遅いと、
妻はそれだけ子供と2人でいる
時間が長くなります。
旦那が帰ってきたかと思えば
「疲れたから寝る」
とほぼ毎日いわれてしまえば、
妻は誰にも相談できないので
育児ノイローゼになりやすい
原因にもなります。
子供の問題について
夫婦でしっかり話し合ったり、
妻がゆっくりできる時間を
作ってあげたりと支えてあげれば
問題ないのですが
なかなかうまく行かないものです。
そしていろんな原因が重なってしまい、
妻が育児ノイローゼになってしまい
離婚という結果にたどり着いた場合、
重要になってくるのが
『親権問題』です。
離婚する際に親権の判断要素としては、
経済的・精神的に子供の利益と福祉の
面でどちらが良いのかで決まります。
一般的な離婚の場合ほとんどは
母親が親権を取れるのですが、
今回のケースであれば
そうとは限らないのです。
育児ノイローゼの診断を受けた妻の場合、
この「精神的に」というのが
重要になってきます。
子供にとって母親が
育児ノイローゼと診断されてしまうと、
子供を育てていく能力がないと
判断される場合が多いのです。
そうなると
親権は、父親になってしまう
可能性が高くなります。
育児ノイローゼで離婚!慰謝料の相場は?
養育費はどういう契約が良い?
一般的に離婚をした際に発生する、
慰謝料や養育費などについて
分かりやすく紹介していきます。
慰謝料については、
原因によっては発生しませんが
ケースバイケースのようです。
どちらかが浮気や不倫を
していたのであれば、
100万円から500万円が相場です。
DVによるものなど
夫婦として機能してない場合は、
50万円から500万円が相場です。
また、家にほとんど
帰ってこない場合などは、
100万円から300万円など
いろいろな判断材料を集めた上で
決められるので一概にいくらか
というのは分からないですね。
どのように決められていくのかというと、
「受けた苦痛がどれくらいだったのか」
「婚姻期間」
「子供がいるのかそうでないのか」
「資産と収入など」
全てを総合的に判断して決めます。
そして、養育費に関しては
夫婦の年収と未成年の子供の数によって
決まってきます。
そのときに用いられる表が、
養育費算定表と呼ばれるものを
使って算出されます。
「夫婦のお互いの収入」
「子供の数や年齢」
「夫婦の経済状況」
これらが養育費を決めるときの
重要な要素になります。
子供が1人であれば
月に2万円から4万円程、
子供が2人であれば
4万円から6万円程が
一般的のです。
子供が成人を迎えるまで、
毎月決まった額の養育費を支払う
義務があるのですが
途中で支払いが滞ることも多いです。
その不安を解消すべく、
養育費の一括払いという方法を
とる人もいます。
まとめ
育児ノイローゼに
母親がなってしまった場合、
離婚による親権が
取りにくいのが現実です。
離婚をする場合、
慰謝料や養育費なども発生しますが
いろいろな判断要素をふまえて決めます。
育児ノイローゼにより
離婚を考えてしまう前に、
出来る事なら
夫婦で解決してくれること
を願っています。