お子さんが、成長していき
生後半年になると
「離乳食」
のことで悩みますね。
「離乳食、初めてだから何をあげたらいいの?」
と育児本や離乳食の本を
買って読むママもいますよね。
そこで、何故お子さんにとって
離乳食が必要なのか、
なくても大丈夫なのか?
お話したいと思います。
どうして離乳食を食べる必要がある?
西原式というやりかたも。
「西原式育児」というのを知っていますか?
「西原式育児」というのは、
元・東大病院の口腔科の医師である
西原克成先生が推奨した
独自の育児法なんです。
西原式離乳食の進め方を紹介しますね。
離乳食の開始は、
1歳から1歳半くらいが目安。
初めのうちは重湯を
大さじ1から2程度で十分です。
1歳半頃から、
人参やサツマイモ、
大根、根菜類を柔らかく煮たものを
与えます。
2歳までは母乳・ミルクが中心です。
また、白身魚や鶏のささみ、
豆腐といったタンパク質を
少量加えるようにします。
2歳半頃になると、
奥歯も生えてくるので
生えてきたらいろんなものを
食べさせる目安です。
離乳食の進め方のポイントで、
「便の色」でわかるんですよ!!
進め方のポイントは、
歯の生え方を観察しながら
食べれそうな物を少量ずつ与えて
便を観察するんです。
西原式育児では、
「緑便」はダメなんです!!
緑便は、消化不良の状態なんですよ。
緑便の原因には、
手足の冷えや腸の冷え、
飲みすぎ、口呼吸、悪い母乳などとされます。
方法として、確立されていますから
あげない、という選択肢もある、
ということを知っていただければ幸いです。
離乳食はめんどくさい・・・
周囲の目が気にならなくて、
きちんと成長していればOK!
ついつい、「離乳食面倒くさい!!」
って思うママもいますよね!!
私がそうです!笑
「離乳食が面倒くさいから、あげなくて良いや!!」
なんて勝手な判断でいると、
いざ、月齢が低いときに
保育園などへ通うようになったら
保育士さんや幼稚園の先生が
困ってしまいますよ。
私自身、
元々保育士をしていて
離乳食の進め方を
保護者の方に紹介をしたことがあるんです。
例えば、自園で給食を作っていたので
調理の先生と食材の確認をして、
「今後この食材が出ることもあるので、
お家で食べるようにしてください」
と伝えました。
口にしたことで、
アレルギーが出ることもあるので
家庭でもパパやママにも
知ってもらいたく
情報を共有していく上でも
実施していきましたよ。
預ける予定があるなら、
面倒くさくても、
お子さんのためにも
離乳食はやっていくようにしましょうね。
小さいうちから咀嚼の練習にもなります。
一般的に、離乳食を始める時期は
生後5ヶ月から6ヶ月頃です。
食卓に座って食べるため、
もちろん首や腰がすわってからが良いですね。
赤ちゃんの口にスプーンを入れて
舌で押し出さなければ、
口に物が入ることに対して
違和感がないことを証明しています。
離乳食を始めるには、
授乳や睡眠などの生活リズムが整っている
という条件も必要になってくるんです。
離乳食は、決まった時間に
進めていくので、生活リズムは
特に気をつけてくださいね。
赤ちゃんが、
体調を崩している時に
無理に離乳食を与えるのは
禁物ですよ。
無理しないで
延期してあげてくださいね。
離乳食には、
初期・中期・後期
と3つに大きく分けることができます。
進めていく上で
ポイントになるコツを紹介します。
【初期】
初めは、10倍粥を1週間続けます。
そのあと、野菜を与えてみて
それからタンパク質、
豆腐、白身魚という順番で
与えるのがポイントです。
回数は、始めて1ヶ月は
午前中1回だけで十分です。
1ヶ月経過したら
2回に増やすようにしましょう。
【中期】
生後7・8ヶ月が目安です。
初期の時に比べて少し味をつけてみるのが
ポイントです。
そうすることで
「うまみ」
がわかるようになって
たくさん食べてくれるかもしれませんよ!
食べてくれる姿を見て、
ママも作るのが楽しくなってくるかもしれません。
片栗粉や牛乳でとろみをつけて、
押しつぶしたり飲み込んだりするのを
しやすくするのがポイントです。
親指と人差し指でつまんで
すぐにつぶれるくらいがコツです。
お粥は、10倍粥から7倍粥に変えましょう。
すり鉢ですりつぶすのが
一番いいのですが、
少し粒が残るくらいが目安ですよ。
【後期】
生後9・10ヶ月が目安です。
この時期になると、
「手づかみ」食べをしたがるお子さんもいます。
なので、自分で食べることで
「食べることに対しての意欲」
を受け止めてあげるようにしましょうね。
丸のみしていたのが、
口をもぐもぐさせることが
できるようになってきます。
中期と同じで指でつぶせる柔らかさ
がいいのですが、
歯茎でつぶせることも考えて
中期よりも少し固めにしてあげましょう。
ご飯は、大人が食べる
お粥と同じで大丈夫ですよ。
【完了期】
生後1歳から1歳半が目安です。
大人と同じ食事へ変わる時期です。
やっとママも楽になりますね。
ちゃんと食材を噛んで食べている
のが見ていても分かれば、
完了期で大丈夫ですよ。
別名、
「幼児食」
とも言われています。
食事は、大人のものと同じで大丈夫です。
濃い味付けのものは、
先に子供の分だけ取り除いてあげて、
別に薄味にしてあげるのがポイントです!!
お子さんからしたら、
パパやママが食べているものの方が
美味しそうに見えてしまうかもしれませんね。
きっと、それを見て
お子さんも真似をして
進んで食べてくれるかもしれませんよ。
離乳食を与えるときの注意点は
どの食材も1口ずつあげるようにしましょう。
アレルギー反応が出ることがあるからです!!
アレルギーが出やすい食材は、
卵や小麦粉、牛乳などがあります。
なので、初めて食べさせる食材は、
とにかく慎重に様子を見ながら
進めることが大切なんです!!
万が一、赤ちゃんの様子が急変しても
すぐに病院へ行くなど
早急な対応ができるように、
新しい食材を与えるのは午前中がオススメです。
まとめ
西原式は、離乳食の開始が遅いです。
離乳食がいらない・・・
とは言い切れませんが、
選択肢としてはアリです。
ただ、保育士からしたら、
離乳食はしっかりと勧めてあげてほしいです。
赤ちゃんには、
個人差があるので
時には離乳食を嫌がってしまう
時期もあります。
そして、好きなものしか食べない
という「ムラ」が出てくる時もあります。
ずっと離乳食を食べている訳ではなく、
成長していけば、
私たちと同じものを
食べるようになっていくんです。
焦らないで気楽な気持ちで
離乳食を続けることがポイントですね。
一番気がかりなのは、
「食物アレルギー」
ではありませんか?
特に初産のママは、
アレルギーがあると
ビックリしてどうしたらいいのか
パニックになってしまいますよね。
その場合は、焦らないで
病院へ行ってみてもらうのがオススメですよ。
その時に、何を口にして、
どうなったのか、
事細かく医師に伝えられるようにメモは必須です。
毎日のことなので、
ママが疲れてしまったり、
用事があって作れないこともありますよね。
その場合は、
冷凍保存や市販のベビーフードなどを
上手く使ってもいいんですよ!!
3回食になると、
赤ちゃんが食べられる食材も
大人と同じくらいになり、
バリエーションも増えてきますね。
市販のもので済ませるよりも
ママのアレンジの物を考えるのも
オススメですよ!!
3回食になれば
パパやママと一緒に食べれるので
楽しい食事の時間にしたいですね。