旅行中、子供が突然の発熱。
その時、親はどうすればいいのでしょうか?
難しいことはなく、
日頃から子供の体調変化をよく観察し、
対応できるように心がけておくだけ。
いざという時のパニック状態は回避できます!
発熱時のベストな対処法を知り、旅行を存分に楽しみましょう。
子供の少しの体調変化も見逃さない!早めの対処法とは?
楽しい旅行中に子供が発熱…という話、よく聞きますよね。
私ももちろん経験したことがあります。
申込み観光ツアーの予定をキャンセルしたり、
早めに帰宅できるよう調整したり。
看病以外にやることも芋づる式に増えて、本当に大変です。
「こんな時に限って何で!?」
と叫びたくなりますが、可愛い我が子のためです。
つらそうに、苦しんでいる顔はできれば見たくありません。
子供の体調不良に気づき、早めに対処できるようなポイントをご紹介します。
・子供の発熱パターンを知っておく
まずは、日頃から子供をよく観察しておくことが大切です。
例えば私の子供の場合、便秘がひどい時に発熱することがあります。
食べ過ぎたり、鼻が奥の方で詰まって中耳炎ぎみの時もよく熱が出ます。
どんな時に発熱しやすいのか知っておくと、心の余裕が保てるでしょう。
・子供の甘え方に注意する
体調が悪いと、子供は甘えてきます。
いつも以上に抱っこをねだったり、機嫌が悪かったり…
よく眠るのも、体調不良のサインです。
旅行中はなにかとバタバタしていて見逃しがちなので要注意!
・発熱以外の全身症状をチェックする
子供の発熱には2つのケースが考えられます。
環境の変化によるストレスや疲れによる、心因性発熱。
炎症が体のどこかで起きている、身体的発熱。
前者の場合、解熱剤が効かない場合がほとんどです。
咳やおう吐、ぐったり感といった全身症状は見られません。
後者の場合、程度の差はあれど全身症状が出る事が多いです。
病院では発熱時の様子や経過を、お医者さんに必ず聞かれます。
全身症状の有無は、しっかりチェックしておくといいですね。
・万が一に備えて旅先の情報収集と常備薬持参
私も実践していますが、
旅先には保険証と常備薬を持って行きます。
①子供用の座薬(飲み薬もあるとより安心)
②体温計
③お薬手帳と保険証
子供との旅行における3種の神器です!
旅先での緊急時に備えて、
タクシーや救急病院の連絡先をメモ。
ホテルに聞けばわかる事も多いので
事前に調べておきましょう。
・大事をとって休む
熱は出ていなくても、
ちょっと疲れがたまっている様子や食欲がない…
長期間の旅行中には
観光予定をキャンセルして、
水分補給しながら休ませます。
親と二人っきりで過ごす時間が
元気回復につながる場合も。
発熱前に先手を打って休ませるのも、
早め早めの予防策と言えますね!
旅行中の子供の急な発熱。放っておく?病院に行く?
発熱してしまったら、すぐに病院へ行くべきでしょうか?
■生後3ヶ月未満(重病になる可能性が高い)
■発熱以外の症状がひどい(けいれん、おう吐など)
■母親の勘(いつもと違う感覚や悪い予感)
上記にあてはまる場合には、すぐ受診する方がいいでしょう。
私の場合、
熱が出ていても元気があって
水分が取れていれば様子見です。
ご飯が食べられて遊べて眠れるうちは、室内で休ませます。
翌朝まで待ってから、小児科を受診
するようにしています。
熱が上がりはじめたら(手足が冷たくなります)
毛布で暖めてあげます。
手足が冷たい時は寒気が出ています。
上がりきったら、手足がポカポカしてくるので、
涼しい格好に着替えさせて熱を放出させましょう。
汗をかいていれば、濡れタオルで拭いてあげるといいですね。
皮膚の表面にある水蒸気の蒸発による気化熱で、
体温を1度程度下げられます。
おでこに貼る冷却シートは、
残念ながら解熱効果は期待できません。
私は子供が「気持ちいい」と言う時には
貼るようにしています。
ほとんどはメントール効果で、
スーッとしているだけですね。
熱が38.5度を上回ったら解熱剤を使用します。
ここまで、
体温や計った時間、薬の使用時の状況
などをメモしておくこと。
病院での問診や子供の発熱パターンを把握するのに役立ちますよ。
それでも判断に迷う場合には、
#8000にダイヤルを!
小児救急医療サービスで相談してみてください。
サポートはあればあるほど心強いものです。
まとめ
育児中に必ず遭遇するであろう
「旅行中に子供が発熱」というトラブル。
基本的な対処法のおさらいをまとめると…
・子供の様子を観察し、メモする
・事前に病院や交通手段を下調べしておく
・子供の体力と水分、栄養を十分に保つ
・小児科を受診する
です。
親の安心は、子供の安心。
備えは万全に、旅行中も楽しい時間が過ごせるといいですね!