子どもたちの懐がぽかぽか温まり、
反対に、大人たちの懐を北風が吹き荒れる時期、正月…
「お年玉なんてなければいいのに…。」
もしくは、
「大人にもお年玉があればいいのに。」
なんて思っていませんか?
少なくとも筆者は思っていました!
子どもたちが貰うお年玉。
あげる側からみて疑問に思うところを調べてみました。
【渡す金額の目安】
気になるのはやっぱり相場ですよね。
実際のところ、お年玉をくれる人が独身かそうでないかで金額は結構変わってきます。
独身はわりとお金に自由が利くので、びっくりするくらいのお年玉をくれたりしますが、
親からすると申し訳ない気持ちと「甘やかさないでくれ…」という気持ちで揺れ動きます。
はたして相場はいくらなのか!?
調べてみると、
・3~6歳の未就学児⇒500円~1000円
・小学校低学年⇒1000円~3000円
・小学校高学年⇒3000円
・中学生⇒5000円
・高校生⇒5000円以上
と、こういう結果になりました。うらやましい限りですね。
そして、誰からもらうか(誰がくれるか)ですが、
親戚や祖父母はもちろんですが、両親からのお年玉もあるんですね。
筆者は子どもの頃、親から貰ったことは無いし、
自分の子どもにあげたことも無ければあげる気も一切ありません。
普段お金かけてますからね。
とにかく、親から子へのお年玉も存在することに驚きました。
【お年玉にも贈与税?】
最近話題になっている、お年玉やプレゼントによる贈与税。
でもネットで調べてみても、適用されるという話と適用されないという話があり
正直よくわかりませんでした。
年間110万円を超える金額をもらうと贈与税がかかることになっているらしいのですが、
いろいろ抜け道というか穴があって、結局どうなんだって感じです。
ただ、お金持ちの親戚がいて、
「一回のお年玉で100万円もらっちゃった~」
って子は気を付けた方が良いみたいですよ。
【お年玉袋も手作りで】
すっかりお年玉袋を用意するのを忘れて、年明け急いで買いに行ったものの売り切れ…
ということありますよね。
しかも、売れ残っていたとしてもあんまりかわいくない。
そんな時は折り紙を使って手作りのお年玉袋はどうですか?
折り方はいろいろあって、検索すればたくさん出てきます。
簡単なものからちょっと変わった個性的でかわいいものまで。
お年玉袋を必死で探し回るより、
いつも売っていて売り切れの心配のない折り紙を購入してみましょう。
そして検索して作ってみましょう。
【そもそもお年玉の由来って?】
お年玉、今はお金を渡すのが当たり前になっていますが、
もともとは『お餅』だったそうですよ。
お餅は『生きる力・気力』であって『魂』と変わらないもの。
そして、新年の神様である『年神様』から『生きる力・気力』をもらって
その1年を無事に過ごさせていただく…
根源はそこにあって、時代の流れとともに『お餅』は『お金』に代わり、
今のお年玉となっています。
「この1年間、この子が健やかにすごせますように」
という願いをこめて渡すことに意味があるんですね…
年神様と呼ばれる神様からいただいていたお年玉。
つまり、目上の方から目下の者へ渡すものです。
以前は会社の上司から部下へのお年玉もあったみたい。
そこで注意したいのが、上司にお子さんがいた場合。
部下から上司の子どもへのお年玉は失礼にあたるらしいです。
今でこそ気にしないのかもしれませんが、一応頭に入れておいて損はないかも。
【お年玉の本来の意味を考えて】
最初のうちにもお話した通り、もともとは
「この1年間、この子が健やかにすごせますように」
という願いをこめて渡されたもの。
たくさんのお金を渡して、その子は健やかになるのか…
少なくとも心は健やかではなくなる気がします。
そして、『お年玉格差』や『お年玉差別』。
貰う金額の多い少ないでこんな言葉ができるなんて悲しい。
あげる方ももらう方も、まずはお年玉の意味を知って
感謝の気持ちを持ち続けていてほしいですね。