小学生の子をお持ちのお母さん、
書き初めをする時は、筆選びも重要ですよ。
書き初めって、大きな半紙に書くので、
普段の習字の授業で使っている筆ではなく、
書き初め専用の、太い筆が必要なんです。
でも、筆ってどう選んで良いか分からないですよね。
そこで、小学生の書き初めに最適な筆の、
上手な選び方を紹介します。
毛筆の特徴も合わせて解説しますので、
お子さんの書き初め用筆選びの際に、
ぜひ参考にしてみてください!
まずはサイズを決めよう!目安も大事だけど子どもの手に合う物を
書き初めに使う筆は、
お子さんの手の大きさに合ったものを選ぶようにしましょう。
基本的には、
小学生低学年~中学年までだと、
筆のサイズは太めの7号が適していて、
高学年だと、それより細い6号サイズの筆が使われます。
初めて書き初めをする、という小学生でしたら、
筆は細いものより太めなものを選びましょう。
筆が太いと安定するので、文字を書きやすくなりますよ。
選ぶ目安としては、7号の筆が適しているのですが、
一つ注意点があります。
実はメーカーによって同じ7号でも、
多少太さが違うんです。
そこで筆を選ぶ時は、文房具店に行って、
店員さんに、小学生の書き初め用なんですが、
と伝えて、どのサイズが良いか相談するようにしましょう。
出来ればお子さんと一緒に行って、
実際に筆を持たせてみると良いかも知れませんね。
そして、書き初めに使う筆は、太さだけでなく、
長さにも注目してみてください。
小学校低学年~中学年までの子は、
長い筆よりも短い筆が書きやすくなるんです。
つまり、太くて短めの軸を目安にして、
書き初め用の筆を選ぶと良いでしょう。
ちなみに、名前を書く小筆は、
習字の授業で使っているものでも構いません。
もちろん、学校で勧められているものがあれば、
その筆でもOKですよ。
でも目安として、太さがあり、
短めの筆を選ぶようにしましょう。
次は毛質!それぞれの毛の特徴を知ろう
書き初め用の筆は、サイズの他に、
毛質、つまり何の毛で作られているかも、
選ぶ基準となります。
では、書き初め用の筆によく使われている毛の特徴を、
種類別に見て行きましょう。
・柔毛筆(じゅうもうひつ)
柔毛筆とは、主に羊の毛で作られた、
白くて柔らかい毛の筆です。
力加減が難しく扱いづらいうえ、値段も高価なため、大人向き。
初めて書き初めをする、というのであればおすすめ出来ません。
・剛毛筆(ごうもうひつ)
馬やイタチなどの毛を使った、
こげ茶色でハリのある筆です。
値段も安いし、子供でも使うことが出来ますよ。
弾力のある毛質なので、力強い字が書けます。
ただし、固さがあるため、
字がかすれやすくなってしまうのが難点。
・兼毛筆(けんもうひつ)
馬、タヌキ、イタチなどの毛で作られた、
柔毛筆と剛毛筆の中間に当たる筆。
毛質は固すぎず、柔らかすぎないため、
文字も書きやすいです。
しかも、墨の含みも良いため、
とても扱いやすく、初心者向き。
この3種類から選ぶとしたら、
やっぱり兼毛筆が一番おすすめですね。
初めて書き初めにチャレンジする小学生には、
ぜひ兼毛筆を選んであげてください。
まとめ
書き初め用の筆は、初心者の場合、
太めで長さも短い方が使いやすいです。
また、毛質は、固さと柔らかさのバランスが取れた、
兼毛筆がおすすめ。
筆が書きにくいと、お子さんは当然上手に書けないし、
途中で嫌になってしまうかも知れません。
そうならないためにも、筆は慎重に選んであげてくださいね。