法定検診を受ける予定のお母さん こんにちは。
ちょっと不安じゃないですか?
うちの子遅れてないかしら?って心配していませんか?
三人の子どもたちがいる我が家では、1歳半検診と三歳児検診をともに3回ずつ受けました。
三人とも、検診前はとても不安でした。
お願いだから「普通です」って言ってくれ!って思ってました。
長男のとき、初めての1歳半検診。
とりあえず、事前にいろいろ調べてみたんですが、不安になることはなはだしく、ちょっとウツになりそうでした。
物の名前を聞いて、イラストを指差す。犬とか傘とか靴とか。
小さい積み木を二つ以上積めるか確認する。1㎝の立方体。
当時の長男は、ミニカーやタイヤ以外にまるで興味を示さない子だったので、物の名前なんかわかるわけないと思いました。
言葉もはっきりしていないどころか、理解不能な発声でしたからね、不安にもなろうってもんです。
いろいろ教えたり、積み木を練習させたりしてみたんですが、全然ダメ。
「犬ちゃんはどれかな?」と聞くと無言で立ち上がり、庭の方に行こうとするんですよ。
裏庭に実物を飼っていたことが仇となりました。
結局、さらに不安を上乗せしつつ1歳半検診に臨んだんですが、腹立たしいことに、あっさり課題をクリアしやがりまして。
さっきまでの不安をどうしてくれる?!と思いましたね。
ホント拍子抜けですよ。
まぁ、発達に問題がないのは喜ばしいことなんですが。
今、不安になっているお母さんに、これだけは言っておきたいんですが、子どもって他人の前だと実力を発揮します。
親の前では、自分のやりたいこと優先になって、親が望むようなことはしない場合も多いですが、知らない人の前に出ると、とりあえず言われたことをちゃんとやろうと思うみたいです。
うちでは何もできない子でも、外ではそこそこやってくれるもんです。
心配はわかるけど、それって杞憂に終わることが多いですよ?
できなくてもそれほど問題ないので、気楽にいきましょう。
1歳半検診の積み木ができるかできないかはタイミング次第…検査中、少し待つべし!
積み木を何個積めるか?
1歳半検診では難易度の高い課題です。
2個積めれば発達は順調と言われるので、まず引っかかることはありません。
ただ、「積めれば」ね?
上に乗せることをするかどうかっていう問題があるんですよ!
長男は車が大好きで、ミニカーのタイヤをクルクル回すことに無上の喜びを感じてしまうような子でした。
そんな息子がですよ、積み木を見た瞬間に「トレーラーだ!」と思ってしまうことを誰が止められるでしょう?
「これ、いくつ積めるかな?」と聞かれた息子は、6個のカラフルな積み木を横にくっつけて並べましたからね。
いや、ちょっと待って?聞いてた?これ、積むんだよ?横方向じゃなくて、縦方向ね?Y軸よ?X軸じゃなくてね?
頭抱えるワタシをしり目に、息子はトレーラーに見立てた積み木をゆっくり慎重に押し始めました。
そして、満足げな顔でワタシを見上げて、この日一番のドヤ顔をキメたのでした。かわいいぞ息子。
検査係の方はそんな息子を見て、どうも意図が理解できなかったらしく、ちょっと焦った顔で「おうちではできますよね?ね?ちょっと緊張しちゃったかな?」なんて言ってくれたんですが、違います。
息子の中では、今、大型トレーラーがド迫力で走っているんです。
仕方ないから、息子の頭の中で起こっていることを一通り説明しまして、納得いただいているうちに、息子の中からトレーラーが去っていきました。
すると、なんということでしょう…!
サクッと積み木を積み始めたんですよ、しかも6個全部。
…やれるんだったら最初からやってくれよ。
思い通りに動かないのが子どもです。わかってます。わかってるけどあんたねぇ…。
お母さんは「なんでできないの?」「言う通りにして!」って焦るでしょうね。
でも、子どもには子どもの世界があって、他の人の声が入ってこないときがあります。
自分の世界の出来事がひと段落すれば、こっちに戻ってくるので、ちょっとだけ待ってあげてください。
今、子どもの頭の中では、長い長い貨物列車が、たくさんの楽しいものを載せて走っているかもしれませんよ?(笑)
1歳半検診で指差しできなーい!うちではそんな言葉教えてない!!笑
もう一つの難関、言葉の発達のお話をしましょう。
指差し確認です。
6~8つくらいのイラストが描かれた紙を目の前に出されて、検査係の人から言われたものの絵を指差すっていう検査。
言葉の理解と語彙力を見るそうですが、ワタシはここでひとつ失敗をしました。
「ワンワン(犬)はどれかな?」「くっく(靴)はどれかな?」
って聞かれたんです。
うちでは、いわゆる「赤ちゃん言葉」は使いません。
子どもにも「犬ちゃんだよ」「ネコさんがいるよ」「お靴履こうか」です。
だから、子どもがわかんないんですね。
「わんわん…?」「くっくって…?」ってなってる。
目の前にあるイラストはわかってるんですよ、これは犬ちゃん、これはお靴、って。
でも犬ちゃん=ワンワンっていうのがわからない。
息子は少し考えてから、おもむろにイラストの紙を裏返しました。
裏に「ワンワン」や「くっく」があると思ったんでしょうね。
言葉にはいろいろな表現方法があるので、聞き覚えがないとなんだかわからないのは当然です。
そのとき、ワタシは横から「犬ちゃんだよ?」「お靴はどれ?」と聞きなおすことで事なきを得ましたが、もう少し早く口をはさんでおけばよかったと後悔しました。
「僕、わかんないよ。ダメな子なの?」みたいな、不安げなまなざしが忘れられません。
子どもが理解できる言葉で質問しないとわからないのは当たり前。
不安になる前に、お母さんが助け舟を出してあげてくださいね。
1歳半検診の時間は午後が多いのやめて!お昼寝なしは覚悟しかない…
法定検診はたいがい昼から始まります。午後1時くらいからってところが多いでしょうかね?
例にもれず、うちもそのくらいからでした。
で、何が困るって、昼寝の時間にかかってくるんですよね。
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発達検査が終わってから健康診断だったんですが、お医者さんの前に行ったときにはもう眠くて眠くてぐずってるんですよ。
息子の前に並んでいた子もそうでした。
かわいそうですよねぇ、実力も発揮できないし、お医者さんも大変だし。
もうちょっと時間ってどうにかならないんですかね?
午前中にしてくれたらどれほど楽かと思います。
行政のシステムやら、お医者さんの都合やら、いろいろあるかと思いますが、できれば子どもの生活リズムを考慮した予定になればいいなぁと。
お察しの通り、検診のときは、ほぼ確実に子どもはぐずります。
そこは覚悟するしかありません。
ぐずれば普段できていることもできなくなります。
1歳半検診は、その場でできなくても家や保育園などでできていれば問題ないですし、子どもなんて今日できなくても、明日できたりするものです。
お母さんができないプレッシャーに負けちゃいけません。
わが子のことを一番わかっているのはお母さんですし、わが子を一番愛しているのもお母さんです。
1歳半検診なんて、ぶっちゃけてしまえば一つの目安にすぎません。
大丈夫、明日にはできるから。
ゆっくり構えて子どもの可能性を信じていましょうね。
そのうち、できなくてもいいような、いらんことまで確実にやりはじめますから(笑)